男子・フィギュア
2005年 12月 05日
日曜日の雨はへこむ~。布団も洗濯も干せない。
男子のフィギュアは織田信成選手が昨日のショート・プログラムの2位から逆転で優勝した。昨日の女子の中野選手と同じでトリプル・アクセルを失敗したけど、すぐに気持ちを切り替えて、素晴らしい演技をした。
点数がでたとき、1位って分かってはじめは少し笑ったけど、すぐに号泣し始めて、声をあげて、涙を流して、ファンだという阪神タイガースのタオルを顔に当てて、泣いていた。なんか、とても好感が持てる選手だ。
彼は織田信長の17代目の末裔(信長の七男・信高の家系)なんだそうで、同名の戦国武将も実際にいたらしい。そう言われると、どことなく、織田信長に輪郭が似ているような、などと思っちゃう。
私が一番好きな歴史上の人物は織田信長だ。若い頃は大うつけと言われてバカにされていたけど、それも彼の戦略で、織田家を継いでからは着々と力をつけて今川義元を破って桶狭間の戦いで勝利した。
彼には中世の世にありながら、日本人離れしたスケールの大きさを感じる。鉄砲戦術や人材登用、楽市楽座など、様々な新しいことに着手し、キリスト教も否定しなかった。
しかし信長はあまりに天才すぎて、明智光秀などは彼の考えについていけずに謀反を起こし、彼は本能寺の変で自害することになった。潔い約48年の生涯。彼がいたからこそ、豊臣秀吉に続く徳川家康で戦国の世が終わりを告げたのだ。
そんなわけで、織田信成選手には16日からのグランプリ・シリーズでがんばって表彰台にあがってもらって、トリノ行きを決めて欲しいなぁ。男子は出場枠がたったの「1」。余談だけど、彼のお姉様は結婚して名字が五輪と同じ「鳥野」になったんだって!
写真は今日も渋谷。先日けっこう撮った。