シャネルとスペイン
2005年 04月 15日
3日間降り続いた雨が上がり、やっと晴れた。やはり気持ちいい。恵比寿にある東京都写真美術館に行った。
恵比寿はガーデンプレイスが1994年にオープンしてから、おしゃれな場所になった。ガーデンプレイスはヨーロッパの一角のようだ。そんななかに東京都写真美術館はある。
まず小林伸一郎さんという写真家のシャネルに関する展示を見る。チケットを見たとき、シャネルの何を撮ったのだろうと思ったが、入ってみると、昨年暮れに銀座3丁目にオープンした「シャネル銀座ビルディング」の解体から完成までを650日間に渡って密着撮影したものだということが分かった。昨日HPで検索したら小林さんは軍艦島などの廃墟を主に撮る写真家だって分かったけど、そうか、ビルの解体も廃墟につながるものがあるのだ、と納得した。単なる記録ではない、しっかりとしたアートになっていた。
会場に小林さんもいらして、お話したら感じのいい方で、何も購入していないのにポスターをくださった。人柄のよさを垣間見ると、写真を見る目が変わってくる。改めて会場においてあった小林さんの写真集を何冊か見たら、廃墟のほかにも双子ばかりを撮った写真集、人形だけを撮った写真集などがあり、人とは違った何かを撮るっていうことにこだわっている方かな、と思った。今度「シャネル銀座」のビルもじっくり見てみよう。
そして、「Ten Views-スペイン現代写真家10人展」を見た。こちらは愛知万博スペインパビリオンの関連プロジェクトとのこと。私はXurxo Lobato(シュルショ・ロバト)とJuan Manuel Castro Prieto(フアン・マヌエル・カストロ・プリエト)いう写真家の作品が気に入った。スペインはマドリッド、バルセロナ、トレド、セゴビアに行ったことがあり、訪れた場所の写真もあって、懐かしく思った。
ACミラン所属のブラジル代表、カカの写真が動く歩道のところにあった。ARMANI JEANSの広告に起用されていたのだ。知らなかった。。。